こんにちは、OBARKINです。
今回はGSX-R125のオイル交換とフィルター交換をしたので、初めて自力交換に挑戦する人にも役立つように純正の部品番号や互換品、交換のテクニックなど複数の写真を使って分かりやすく解説していきます!
それではよろしくお願いします。
必要な物
まずは今回のオイル交換とフィルター交換で利用した消耗品と工具などを紹介します!
消耗品
互換品 | 純正部品 | |
オイル | カストロール(Power1 10W-40) | Ecster R9000 10W-40 |
オイルフィルター | キタコ (70-390-12060) | 16510-45H10 |
Oリング(大) | キジマ (09280-54001 105-7172) | 09280-54001 |
Oリング(小) | デイトナ(09280-13010) | 09280-13010 |
ドレンワッシャー | デイトナ(95394)※ | 09168-10L02 |
上記のセット品 (オイル省く) | デイトナ フィルター&リングセット |
基本的に互換品と純正部品では品質や価格で大きな差が無いので、送料面で買いやすい互換品をアマゾンで購入していますが、純正部品にこだわりたいと言う方はWebikeなどで上記の部品番号から見積もって購入して下さいね!
※今回ドレンワッシャーは、私の場合マグネット付きのドレンボルト(M10xP1.25)に変更している為、アクティブの銅ワッシャーを使用しました。純正ドレンボルトをご使用の場合は純正またはM10サイズの互換品などをご使用下さい。
使った工具・あると便利な物
・オイルジョッキ
・レンチ 14mm(ドレンボルト)
・レンチ 8mm(フィルターカバーボルト)
・パーツクリーナー
・廃油処理パック
・ショップタオル
フィルターカバー用の8,mmレンチは平たいレンチだと回せないので垂直に回せる物を用意しましょう。
また、パーツクリーナーとショップタオルは飛び散ったオイルを綺麗に脱脂できるので汚れなどを取る際にとても便利です!
オイル交換
今回のオイル交換は5020kmで前回から2500kmほど走りました。
GSX-R125の推奨のオイル交換距離は3,000kmごと、エレメントは6,000kmごとです。
しかし、GSX-R125は排気量も小さく、ガンガン高回転までカチ回して走っているのでオイル交換は2500kmに1回、フィルター交換は5000kmに1回にする事で、しっかり交換頻度を保ちながら交換距離も分かりやすいように工夫しています。
次回以降も以下の表のように2500と5000の倍数ごとにオイル・フィルター交換をしていきます。
5,000km | オイル交換・フィルター交換 |
7,500km | オイル交換 |
10,000km | オイル交換・フィルター交換 |
12,500km | オイル交換 |
︙ | ︙ |
オイル抜き
早速作業していきます!
今回の作業の流れとしてはオイル抜き➡フィルター交換➡オイル注入で進めていきます。
まずはオイルが出やすいように1分でも良いので少しエンジンを温めます。(冬などは少し長めに)
次に、車体左側のエンジン下部のボルトを緩めて行きます。
ドレンボルトはマグネット付きの物に交換していますが、純正ボルトも同様に14mmのレンチで緩める事が出来ます。
意外とボルトが長いです。
緩まって来たらボルトがグラグラし始めるのでその段階でポイパックなどオイルの受け皿を下に置いて、ボルトを奥に抑えながらさらに指で緩めて行きます。(もしオイルが手にかかると熱いので手袋などしておきましょう。)
さらに緩めて引き抜けるようになったら、奥に抑えている状態を一気に引き抜きます。
ある程度流れが止まって来たら、車体を起こして前後に揺らしたりして戻すとまた勢い良く流れたりします。
しばらく流れ続けるのでこの間にフィルターの交換を進めていきます。
フィルター交換
車体右側のオイルフィルターの蓋を開けるとオイルが垂れてきます。
アンダーカウルまで外すと一気に作業量が増えてしまう為、エンジンとアンダーカウルの間にショップタオルを挟んでオイルが下に入り込まないようにします。(今回はショップタオルが切れていた為トイレットペーパーで代用)
また、ここは平たいレンチなどを使うとエンジンやカウルなどに当たって回せないので、ソケットレンチや奥行きのあるスパナなどを利用すると回しやすいと思います。
こちらが蓋を外し、オイルフィルターを取った状態です。
エンジンとカウルの間に敷き詰めておいたトイレットペーパーでオイルを吸収することが出来ています!
エンジン側のピンクの丸で囲んだ部分に最初に紹介したOリング(小)が本来ついているのですが、今回は取り外したオイルフィルター側にくっついていました。
蓋についているOリング(大)を外して、新品のOリング(大)をオイルで馴染ませて蓋に取り付けます。
Oリング(小)もオイルを馴染ませて画像のようにエンジン側にはめます。
新品のオイルフィルターをセットして、蓋を閉めればオイルフィルターの交換は完了です!
オイル注入
オイル注入…の前にオイルを抜く際に取り外したドレンボルトを取り付けます。
取り外したドレンボルトはマグネット付きなので鉄粉が大量にくっついていますね。
ドレンワッシャーは閉める度に潰れるようになっているので使い回さず、交換しましょう。
マグネットについた鉄粉をパーツクリーナーを使って洗浄します。
銅ワッシャーをセットしてエンジンに戻します。
一応、規定の締め付けトルクは18N/mです。
トルクレンチを持っていないので緩めた時の感覚を思い出しながら、強すぎず、緩すぎずぐらいの感覚で閉めてます笑
いよいよ最後のオイル注入作業です。車体右側のキャップを開けます。
スズキのサービスマニュアルにはオイル交換時1.3L、オイル・フィルター交換時1.4Lと書かれています。
今回はオイルフィルタ交換時なので1.4Lですが、多すぎると減らすのが大変なので最初は1.3L注ぎ入れました。
ここがとても大事なところなのですが、注ぎ終えたら一旦キャップを閉めてエンジンを30秒ほどアイドリングさせ、エンジンを切ってからさらに30秒後に水平にした時のオイルゲージを見ます。
注ぎ終わってアイドリングせず見てしまうとオイルフィルターなどにオイルが回っていない状態なので本来は足りないのにゲージが高い状態になってしまいます。
これを繰り返しながら少しずつオイルを足して行き、画像のようにオイルゲージがFとLの間に来ていればオイル量はバッチリです!
最後にオイルキャップをしっかり閉めてオイル交換・フィルター交換は完了となります!
まとめ
今回はメンテナンス初心者の方でも分かりやすいようにできる限り細かく解説してみました!
最初は作業終わるまで1時間ぐらいかかると思いますが、オイル交換はバイクに乗る限り何度も繰り返し行なっていく作業ですので、慣れれば30分ぐらいで出来るようになると思います。
2回目、3回目とオイル交換を行う際にパーツの確認などに訪問して頂けると嬉しく思います!
また、以下に2年に1回ペースで交換が必要な冷却水(クーラント)交換の詳しい方法も紹介しておりますので、もしそろそろ時期だな~って方は訪れてみてください!
それでは、お疲れ様でした!
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